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テクニカル分析
執筆者 Maki Miyai
更新済み 2025年12月15日
目次
ヘッドアンドショルダーは、主にFXや株のテクニカル分析で「反転のサイン」として使われる有名なパターンのひとつです。 値動きの流れが変わる局面で現れやすく、上昇から下落、下落から上昇への転換を読み取る手がかりになります。 この記事では、ヘッドアンドショルダーズパターンの意味や仕組み、使い方を分かりやすく解説していきます。
ポイント
相場の反転ポイントを捉える代表的なチャートパターンで、トップは下落・ボトム(逆三尊)は上昇を示しやすい。
ネックラインの突破がシグナルとなり、エントリーや利確・損切りの判断基準として非常に使いやすい。
FXでは急変動やだましが多いため、インジケーターや時間足の確認を併用して精度を高めることが重要。
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ヘッドアンドショルダーは、3つの山で形成される典型的な反転型チャートパターンのひとつ。
中央に最も大きな山「ヘッド(頭)」が形成され、両側にほぼ同じ高さの「ショルダー(肩)」が並ぶ形が特徴です。
人間の頭と両肩のように見えることから、このように名づけられ、日本では「三尊型」とも呼ばれます。
相場の勢いがピークに達し、徐々に弱まっていく流れを視覚的に捉えられるため、初心者でも見つけやすいパターンです。
ヘッドアンドショルダーは、左肩→ヘッド→右肩の順で形成され、これらの高値・安値のバランスが重要です。
左ショルダー:上昇トレンドの中で一度高値(ピーク)を付けた後、一時的に価格が下落します。
ヘッド: 再び価格が上昇し、左ショルダーの高値を大きく上回る最高値(天井)を形成した後、再度下落します。
右ショルダー: 三度価格が上昇しますが、ヘッドの高値には届かず、左肩とほぼ同程度の高値で再び下落に転じます。
ネックライン: 左肩の後の安値と、ヘッドの後の安値を結んだ支持線のことです。このネックラインを価格が決定的に下抜けた時点が、強力な「売り」シグナルとなります。
このヘッドアンドショルダーのサインを見つける際の最大のポイントは、中央のヘッドが明確に突出しているかどうかです。
ヘッドが周囲よりもはっきり高い(または低い)ことで、相場のピークまたは底を視覚的に捉えられます。
この突出の度合いが弱いと、誤認識やだましの可能性があります。
左右のショルダーの高さが近いことも、ヘッドアンドショルダーの信頼性を高める要素です。
両肩がバランスよく形成された場合、投資家心理が働き「再度同じレベルで失速した」と判断します。
ただし、完全に同じ高さである必要はなく、あくまで「ほぼ同水準」であれば問題ありません。
ヘッドアンドショルダーパターンは、非常に有効な反転(トレンド転換)シグナルとして利用されます。
ヘッドアンドショルダー(三尊天井)は、長期の上昇トレンドの天井付近で出現する傾向があります。
このパターンが完成すると、それまでの上昇トレンドが終了し、下降トレンドへ転換する可能性が高いです。
一方で、下降トレンドの底値圏で出現する、逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)は、下降トレンドの終了と上昇トレンドへの転換を示唆する「買い」シグナルとなります。
ヘッドアンドショルダーが形成される背景には、投資家心理の変化が影響しています。
ヘッドで大きな買い(または売り)が入った後、右肩で勢いが弱まり、相場の体力が尽きつつある状態を示します。
このトレンドが枯渇している状態こそが反転の伏線であり、ネックラインの突破で投資家心理が切り替わり、一斉に売りに回ります。
強いトレンドが続くと、一定の価格帯で揉み合うレンジ相場へ移行することがあります。
そのレンジの中でショルダーとヘッドが形成され、抜け出したタイミングで反転の流れが生まれます。
ネックライン割れ(ブレイク)は、市場参加者の動きが一致し、蓄積されていたエネルギーが放出した瞬間を示す明確なシグナルです。
ヘッドアンドショルダーは、出現する相場局面に応じて2つの呼び名と意味があります。
ヘッドアンドショルダー・トップは高値圏で形成され、買いの勢いが弱まり、下降トレンドへの反転の場面でよく見られます。
右肩で高値の更新に失敗し、ネックラインを割った瞬間に下落の勢いが強まり、売りシグナルとなります。
特にスイングトレードでは、このパターンが下落トレンドの初動を捉えるきっかけになるので、要注意です。
逆ヘッドアンドショルダーは、3つの谷(ボトム)を形成するサインで、まさにヘッドアンドショルダーを逆さまにした形です。
長期下落していた底値圏で出現し、買い勢力が勝ち始め、上昇トレンドへの反転を示します。
この時、ネックライン(上向きの抵抗線)を価格が上抜けた瞬間が買いシグナルとなります。
ヘッドアンドショルダーは、トレンド転換を狙う逆張りのトレード手法のひとつとして活用しやすいパターンです。
トレードを行う際には、エントリー、損切り(リスク管理)、利益確定の3つのポイントを明確に設定することが利益を増やすために重要なポイントとなります。
エントリーを見極めるタイミングは、価格がネックラインを明確に下抜けた(ブレイクアウトした)直後となります。
ネックラインをローソク足が明確に割った瞬間が「売りの合図」となります。
右肩が形成された時点では完成とは言い切れないため、山が形成された後にエントリーしたほうが安全です。
ネックラインを勢いよく下抜けた後は、戻り売りが起こり、再度ネックライン付近まで上昇する(プルバック)ことがあります。
ダマしを避けるために、初心者はこの時点で無理に飛び乗らず、冷静に待ったほうが成功しやすい傾向にあります。
逆三尊(ボトム)では、ネックラインを上抜けた瞬間が、上昇トレンド初動の合図といわれています。
買い勢力が増えていくと、上抜けた後に軽い押し目が作成されることがあるため、そこを狙って拾う戦略も有効です。
利益確定をする目標価格は、ヘッドアンドショルダーのパターンから機械的に算出できます。
計算方法:ヘッド(中央の最高値)からネックラインまでの垂直距離(値幅)を測定。
その測定した距離を、エントリーしたブレイクアウト地点(ネックライン)から下方向に延長した価格が目標値となります。
相場が勢いよく進むと目標以上に伸びることもありますが、この定石値を基準にするとより安全と言えるでしょう。
値幅目標の半分に到達した段階で一部を利確し、残り半分を伸ばすことも可能です。
分割して利確することでトレーダーの心理的な負担が減り、パターン失敗時の損失も抑えられます。
特にFXは急反転が多いマーケットであるため、初心者は半分利確を効率的に使うと良いでしょう。
損切り注文は、予期せぬ価格の反転による損失を限定するために不可欠な戦略です。
トップでは、右肩の高値より少し上に損切りラインを置くことで、ダマしに巻き込まれるリスクを減らせます。
また逆三尊の場合は、右肩の安値よりも下に置くことで、反転失敗時の損失を最小限に抑えられます。
ネックラインの近くは売買が多く集まる箇所のため、損切りラインが近すぎる踏み上げの原因になります。
そのため、少し値幅を持たせて、右肩を基準として設定したほうが、ダマしが少なくより確実です。
トレードの勝敗は、損切りを設定するラインの位置に大きく影響されやすいです。
ヘッドアンドショルダーを使用しつつ以下のインジケーターと併用することで、より精度の高いシグナルとなり成功への近道となります。
ネックラインが突破したと同時に短期MAと長期MAのクロスが生じれば、パターンの信頼度がさらに高まります。
特に20MAと50MAのクロスは注目度が高く、反転の勢いを測る指標として機能します。
RSIのダイバージェンスやMACDのシグナルクロスは、反転パターンの裏付けとして非常に有効です。
特に逆三尊では、RSIが30付近から反発し始めるタイミングが狙いやすいです。
インジケーターを補助として使うことで、ダマし発生時の回避率も向上します。
ヘッドアンドショルダーは、FX取引において、短期から長期まで幅広い時間軸でトレンド転換を狙う重要なツールです。
方向性が急に変わることも多いため、短期・中期・長期でアプローチを使い分けることが大切です。
ここでは、スキャルピング・デイトレード・スイングトレードのそれぞれで有効な戦略を詳しく紹介します。
スキャルピングやデイトレードのような短期売買では、ヘッドアンドショルダーは短い時間足(例:5分足、15分足)で形成されます。
値動きが細かく乱れやすいため、パターンの初動を見逃さないよう慎重に判断してください。
右肩が形成される過程で、ヘッドの高値を超えられずに下落に転じるタイミングを捉え、短期的な逆張り(売り)を狙います。
ヘッドの高値(レジスタンスライン)を上抜けなかったことを確認し、右肩が形成され始めた段階でエントリーします。
短期的な動きを狙うため、パターンが完成しきる前に決済することが前提です。失敗の場合に備え、少し浅めに損切りラインをおきましょう。
ヘッドアンドショルダーが完成し、価格がネックラインを明確にブレイクアウトした瞬間に、トレンド転換を狙った順張り(売り)を仕掛けます。
ネックラインを明確に下抜けたことを確認し、ブレイクアウトの際に出来高が増加していれば、より信頼性が高まります。
ネックラインを一度割った後に、再びネックライン付近まで戻ってくるプルバックの動きを待ってからエントリーすると、確実性が高まります。
スイングトレードでは、日足や週足といった中・長期の時間足で形成されるパターンのほうが信頼性が高く、一度トレンド転換が起こると大きな値幅を狙うことができます。
大きな時間足でパターンが形成されるほど、反転のパワーが強いため、中長期のトレンド変化をつかみやすくなります。
とくに、日足から週足の三尊・逆三尊は、強力なパターンとして知られ、短期足よりも信頼性が高く、一度トレンド転換が起こると大きな値幅を狙うことができます。
週足レベルのヘッドアンドショルダーは、ファンダメンタルズを含めたトレンド転換の合図になりやすい特徴があります。
特に大きな相場の天井や大底で現れることが多く、実際にその後大きなトレンドの転換(反転)が生じることも多いです。
右肩の形成とネックラインの位置を確認してからエントリーを検討すれば、より確実です。
ヘッドアンドショルダーは強力なシグナルになり得ますが、FX特有の市場環境や取引特性を考慮して判断する必要があります。
出来高の確認: ネックラインが敗れた時に出来高が増加しているかを確認することで、ダマシのリスクを軽減できます。
ブレイクアウトした後、価格がネックラインまで戻ってくる「プルバック」を待ってからエントリーすることで、確実性が増すので、より安全な取引が可能になります。
複数の時間足でヘッドアンドショルダーを確認することで、パターンの信頼性が向上します。
例えば、日足で反転パターンが形成されているときに、30分や4時間足でも同様のトレンド転換パターンが現れた場合は、強力な売りシグナルとなります。
雇用統計やCPIなどの重要な指標発表された後では、チャートパターンが簡単に無効化されることがあります。
特にヘッドアンドショルダーの右肩形成中に大きな発表があると、投資者心理でパターンが機能しない確率が高くなります。
イベントが発生した直後はパターンを過信せず、ファンダメンタルズ要素を併用して、状況確認をしましょう。
ヘッドアンドショルダーは、相場の流れが変わる転換点を視覚的に捉えられる信頼度が高いチャートパターンです。
トップ・ボトムの違いやネックラインの突破を正しく理解すれば、初心者でも反転の初動を掴みやすいため、扱いやすいです。
しかし、FX特有の急変動やダマしのサインが多いため、エントリーは必ず複数の根拠を揃えて慎重に判断しましょう。
ローソク足パターンを使ってFX取引をする際は、事前にその仕組みをよく理解して活用し、安定したトレード戦略を行うように心がけましょう。
日足や4時間足など、長めの時間足ほどダマしが少ないため、反転サインとしての信頼度が高まいです。
必ず上昇するわけではありませんが、底値圏で現れると反転の成功率が比較的高いとされています。
ローソク足の終値でブレイクを確認し、出来高やRSI・MACDなど他の根拠と組み合わせるのが効果的です。
基本的な考え方は同じですが、比較的kFXのほうが急変動が多いため、ブレイク後の戻りを待つ方が安全です。
はい。特に移動平均線・RSI・MACDは反転の裏付けとしてよく使われ、だまし回避に役立ちます。
形が明確に出るパターンのため、練習すれば初心者でも比較的見つけやすいチャートパターンです。
取引を次のレベルへ
口座を開設して、早速トレードを始めましょう。
Maki Miyai
SEOコンテンツライター
Maki Miyaiは、日本語のSEOライターとして5年以上の経験を持ち、仮想通貨・FX・株式など、日本人投資家やブローカーが注目する投資分野の情報をわかりやすく解説しています。常に最新の市場動向を追い、読者が飽きずに学べるタイムリーな記事作りを心がけています。
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