株式市場の取引時間はいつ?東証で株式を購入できる時間帯は?-XS

株式市場の取引時間はいつ?東証で株式を購入できる時間帯は?

Date Icon 28 January 2026
Review Icon 執筆者: Maki Miyai
Time Icon 5 分
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記事の要約

この記事では、日本株式の心臓部である東京証券取引所(東証)の取引時間とその仕組みについて解説します。東京証券取引所では平日の前場・後場に立会時間が設けられており、開場直後と閉場前といった取引が活発になる時間帯には注意が必要です。

また、PTS取引やプレ・マーケットを上手に利用することで、時間外でも売買が可能になり、兼業投資家にも選択肢が広がっています。投資初心者が無理なく取引できる時間帯やおすすめの注文方法について紹介しています。

新しく気になる株の購入をしたくても、株取引所が閉まっていたら売買ができませんよね。

東京証券取引所では開場時間が決まっていて、24時間いつでも取引を行っているわけではありません。

しかし、現在では時間外取引(PTS)も行うことができるので、日中は忙しくて取引の時間がなくても、仕事終わりに株の売買ができる仕組みになっています。

この記事では、株式市場の取引時間、時間外取引の仕組み、アメリカの株式市場の開場時間についても言及します。ぜひこれから株取引を始める際の参考にしてみてください。

ポイント

  • 日本株の取引は東証の立会時間が基本ですが、予約注文やPTS取引もできる

  • 株価は開場直後や閉場前、アメリカ市場が開く時間帯に動きやすい

  • 取引時間を理解し、指値注文や値動きの激しい時間を避けることで、落ち着いた投資ができる

日本の株式市場

経済ニュースでよく見聞きする「東証」とは、東京証券取引所の略称で、日本で最も大きな規模の取引所です。

2013年に東京証券グループが大阪証券所と統合し、日本取引所グループとなり、現在に至ります。日本には他にも札幌、名古屋、福岡にも証券取引所が存在します。

 

東京株式取引所(東証)の取引時間

日本最大の取引所である東京株式取引所(東証)には、決められた取引スケジュールがあります。

効率的に株式投資を行うため、このような取引時間を正確に把握するようにしましょう。
 

通常の取引時間

東証でリアルタイム売買が行われる時間は「立会時間」と呼ばれます。平日は午前と午後の二部制に分かれています。

取引が行われる前の午前は8時から午後は12時5分から売買の注文を受け付けています。

 

前場(ぜんば)

09:00~11:30

昼休み

11:30~12:30

(取引中断)

後場(ごば)

12:30~15:30

 

ここで気を付けたいのが昼休憩の1時間です。この間は取引が中断されるので、取引はリアルタイムで受け付けられません。

2024年11月5日から、市場の利便性と流動性を高める目的で、終了時刻が15:30まで30分間ほど延長されました。

 

クロージング・オークション

終了時間が15:30まで延長されたことに伴い、終了の5分前は売買の成立はしないという制度が導入されました。

15:25~15:30までの間は、プレ・クロージングと呼ばれ、注文の受付、訂正、修正の作業のみが行われます。

なので、その日の開場時間中に取引を終えたい場合は、15:25分までに売買を終わらせる必要があります。

 

大引け

閉場時間の15:30にプレ・クロージング中に集約された注文を板寄せし、その日の最終価格(終値)を約定することです。

 

東証の株式市場の休場日

通常、東証で日本株の取引が行われているのは平日のみです。以下の日程は市場が閉まるため、取引が行われます。

  • 土曜日・日曜日

  • 国民の祝日および休日

  • 12月31日から1月3日の年末年始

お盆やクリスマスによる休場はなく、年末年始以外の平日であれば、通常通りの取引が可能です。

 

株式の時間外取引

実際には、平日の9時から15時半までは仕事や家庭のことで忙しい人が大半で、予定通りにリアルタイムに取引ができない投資家も多いです。

平日の開場時間に株式の売買ができない人のために、以下のようにいくつかの方法があります。

 

PTS取引

PTS(私設取引システム)とは、東証など公設取引所が取引を行ってない時間帯に、証券会社が提供するシステムを利用して、株式を売買する仕組みのことです。

 

日本国内では「ジャパンネクスト証券(JNX)」や「チャイエックス・ジャパン(Chi-X)」などがシステムの運営をしています。

そのシステムを利用し、証券会社を通じてPTS取引のサービスを利用できます。

 

PTSの注意点:

立会時間外に取引ができるPTS取引ですが、その魅力の半面いくつかのデメリットもあります。

まず、東証での立会時間と比較すると、取引に参加している投資家の数が少なく、ボラティリティが低い傾向にあります。

そのため、希望した価格ですぐに「売買したい」と思っても、取引相手が見つからないため取引が成立し辛いことがあります。

 

また、利用する証券会社によってPTS取引で注文できる銘柄が限られていたり、手数料が多くかかる場合があります。

このような注意点も理解した上で、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。

 

米国株式市場の取引時間

日本株以外を取引するのであれば、アメリカや欧州の取引所で株式を売買することも可能です。

日本時間の夜間にあたるアメリカ市場ですが、米国株の需要が高まっていることから各証券会社がプレマーケットやアフターマーケットという方法を展開しています。



特に人気のあるニューヨーク証券取引所やナスダックといった米国株はアメリカの市場で取引されますが、取引の時間帯を覚えておけば、日本からも米国株の時間外取引を行えます。

 

リアルタイム取引(日本時間)

アメリカの株式市場にはサマータイムがあり、時期によって取引時間が1時間前後します。

日本から取引する時の時間帯は以下の通りです。

時期

取引時間(日本時間)

標準時間:11月第1日曜 〜 3月第2日曜

23:30 〜 翌06:00

夏時間:3月第2日曜 〜 11月第1日曜

22:30 〜 翌05:00

 

アメリカ株式市場の時間外取引

通常のアメリカの取引時間の前後に、一部の証券会社のサービスを利用して米国株を取引することができます。

  • プレ・マーケット:18:00 〜 23:30(夏時間は17:00〜)

  • アフター・マーケット:翌06:00 〜 10:00(夏時間は翌05:00〜)

 

さらに、一部では24時間取引に対応している証券会社もあるので、自分の生活スタイルに合ったサービスを選ぶことができます。

日本株だけではなく、アメリカ株式の取引を行いたい投資家はこのようなサービスを積極的に利用しています。

日中は仕事で時間がなくても、朝晩の家にいる時間帯で取引に参加しやすいというメリットがあります。

 

東京証券取引所(東証)で扱われている商品

ここでは実際に東証でどのような商品の売買が可能であるかを紹介します。日本最大を誇る取引所であるため、株式だけではなく多種多様な金融商品を取り扱っています。

2025年現在、東京証券取引所(東証)では、主に以下の商品が取り扱われています。

 

株式関連(現物取引)

株式関連の商品が東証の主要な取引対象であり、以下の市場区分に分かれて上場しています。

  • 国内株式(日本株):日本国内企業の株式で、プライム、スタンダード、グロースの3つの市場区分があります

  • 外国株式:日本国外の企業の株式

  • その他株式関連: 優先株、新株予約権証券、優先出資証券など

 

上場投資信託・ファンド

証券取引所に上場しており、株式と同じようにリアルタイムで売買ができます。

  • ETF(上場投資信託): 指数(日経平均や金価格など)に連動する投資信託

  • REIT(上場不動産投資信託):不動産を運用対象とする投資信託

  • ETN(指標連動証券):指数に連動する債券型の商品

  • インフラファンド:発電所などのインフラ施設を運用対象とするファンド

債券

国債・社債: 国や企業が発行する債券のこと。

 

デリバティブ(先物・オプション商品)

このデリバティブ取引の多くは、日本取引所グループ傘下の大阪取引所が中心となって扱っていますが、東証の取り扱い商品として以下のリストも提供されています。 

  • 株価指数先物:日経225先物、TOPIX先物など

  • 国債先物: 長期国債先物など

  • 有価証券オプション(かぶオプ):個別株の売買権利を取引する商品

  • エネルギー先物原油、電力などのエネルギー関連(東京商品取引所が運営)

 

時間帯別で押さえるべき株取引のポイント

株式市場が開いた直後、また閉場する近くの時間帯は注文が一気に集まりやすく、株価が大きく変動する傾向にあります。

また、世界各国の政治的動向や経済ニュース、大手企業の発表など、様々な要因で株価の値動きが生じます。

投資初心者は、そのスピード感に慣れるまでが大変ですが、気を付けるべき時間帯を予め知っておくだけでも精神的な余裕が生まれます。

 

寄り付き直後(9:00〜9:15頃)

取引開始(寄り付き)の直後は、前日の米国市場や為替の動き、経済ニュースや企業発表などを反映した注文が一気に集まりやすく、株価が大きく動く傾向があります。

開始数分で株価が乱高下することが多く、前日の終値から大きく乖離して始まる(窓を開ける)ことも頻繁にあります。

プロの機関投資家やデイトレーダーが活発に取引する時間帯です。

 

大引け前後(15:15〜15:30)

取引終了(大引け)の間際には終値を狙った注文や、翌営業日にポジションを持ち越したくない投資家の調整や手仕舞い注文が集中します。

この時間帯にもプロのトレーダーが活発に売買を行うため、最後の数分間で急激に株価が変動することもあります。

 

PTS開始直後(夜間17:00頃)

PTS取引の夜間セッション(ナイトタイム)が始まる17:00頃も値動きに注目です。

東証の取引終了後に発表された企業の決算や重要なニュースに対し、翌日の市場開始を待たずに、すぐに反応できる最初の機会だからです。

しかし、PTSは通常の市場よりも参加者が少なく、流動性が低いため、極端な値動きになりやすいというリスクがあります。

 

米国株主要時間(夜間・日本時間)

アメリカ株式市場の立会時間は、日本時間の深夜から早朝に行われます。(日本時間23:30〜翌朝06:00、夏時間22:30〜翌朝05:00)

米国市場の動きは、翌日の日本の株価にも大きな影響を与えます。

特に大きな決済発表や経済指標が発表された後には、日本の関連企業の株や為替市場も合わせて確認するようにしましょう。

 

投資初心者におすすめの戦略

市場の値動きが激しい時間帯を避けたい初心者には、以下のような取引戦略をおすすめします。

 

仕事後の時間に予約・注文入れ

平日日中の仕事が忙しい方にとって、仕事帰りの時間外はゆっくりと戦略を立てやすい時間帯です。

日中に出た政治経済のニュースや米国市場の動向を冷静に分析し、翌営業日の東証向けに「予約注文」を入れておくと効率的です。

 

もしPTS取引を利用して即時売買する場合、ボラティリティが低い時間帯であることを理解しましょう。

相場を見ながら冷静に指値注文で取引することで、大幅な損失を避けることができます。
 

価格変動の激しい時間帯を避ける

前章でも簡単に説明しましたが、株式取引所が開場した直後(9:00〜9:15)、と閉場直前(15:15〜15:30)は特に値動きが激しい時間帯なので、初心者のうちは取引を避けるようにしましょう。

 

値動きの上下に焦って取引を行うと、意図しない高値掴みや安値売りをしてしまうリスクがあります。

市場全体の流れが見極めやすい、取引中盤の09:30~15:00頃までの安定した時間帯に取引を検討することが一つの手です。

 

成行注文の使い方

とくに価格変動が激しい時間帯に、成行注文(価格を指定しない注文)を行ってしまうと、想定外の高い価格で買わされたり、安く売らされたりするリスクがあります。

投資初心者のうちは、希望価格にならないと取引が約定しない「指値注文」を基本にして注文設定することが推奨されます。

 

まとめ

日本株を取引できる時間は、東証の立会時間がリアルタイムで取引可能な時間帯ですが、他にも予約注文やPTS取引を利用することで、夕方から深夜にかけて注文することができます。

また、米国株の取引をしたい時には、日本の深夜から早朝の時間帯でアメリカ証券取引所の開場時間に合わせて売買が行えます。

 

投資初心者のうちは、株価の値動きが激しい時間帯を避け、不要な価格変動リスクを負わないようにしましょう。

自分にあったサービスを選び、常日頃から経済ニュースを確認することを心がけ、値動きの落ち着いた時間帯で指値注文をするといった工夫をし、損失リスクを避けた取引を心がけてください。

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よくある質問

東証の通常取引は平日9時〜11時半、12時半〜15時半までです。

はい、PTS(私設取引システム)を利用すれば夜間など立会時間外でも取引できます。

その日のうちに売買を完結させ、ポジションを翌日に持ち越さない取引手法です。
 

いいえ、米国株式市場は土日が休場のため、日本時間でも日曜日は取引できません。

毎年3月第2日曜から11月第1日曜までがサマータイムです。

土日・祝日および年末年始(12月31日〜1月3日)は東証が休場となり取引できません。

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Maki Miyai

Maki Miyai

金融テクニカルライター

Maki Miyaiは、デジタル金融市場に5年以上の経験を持ち、信頼性の高い記事を制作してきたテクニカル金融ライターです。 綿密な市場調査と分析に基づき、トレードや投資に関するテーマを明確で実践的に解説することを専門としています。 また、複雑な金融知識を初心者から経験豊富なトレーダーまで理解しやすいよう解説することに強みを持っています。

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