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FX(外国為替)取引とは?

FX(外国為替)取引とは、世界中の通貨を交換する取引であり、最も規模が大きく、取引量が多い金融市場です。株式市場とは異なり、1日24時間、週5.5日間稼働しているため、世界中のトレーダーがほぼいつでも取引に参加できます。

このレッスンでは、FX市場の仕組み、通貨ペアの種類、そして他の市場との違いについて学びます。

 

FX取引とは?

FX(Foreign Exchange)は「外国為替取引」の略で、ある通貨を別の通貨と交換し、その為替レートの変動によって利益を狙う取引です。

株式取引が取引所を通じて行われるのに対し、FX取引は「店頭取引(OTC)」と呼ばれる分散型市場で行われ、特定の取引所を介さず、インターネット上で世界中の銀行やトレーダー同士が直接取引を行います。

例:
あなたがアメリカからヨーロッパへ旅行するとします。1ドル=0.92ユーロのレートで1,000ドルをユーロに両替します。

数日後にレートが1ドル=0.95ユーロになったタイミングでドルに戻せば、為替差益によって1,000ドル以上が戻ってくる=FXの基本的な仕組みです。

FX市場の主な特徴:

  • 世界で最も流動性の高い市場

  • 24時間取引が可能(週5.5日)

  • 完全オンラインで分散型の市場

  • インターネット環境があれば誰でもアクセス可能

  • 1日の取引高は5兆ドル以上

 

通貨ペアとは?

FX取引は、常に2つの通貨の組み合わせ=「通貨ペア」で行われます。
片方の通貨を買い、もう片方を売るという形で取引が成立します。

代表的な通貨ペアの例:

  • EUR/USD:ユーロ 対 米ドル

  • USD/JPY:米ドル 対 日本円

  • GBP/USD:英ポンド 対 米ドル

通貨ペアとは

通貨ペアの読み方

通貨ペアは2つの部分で構成されています:

  • ベース通貨(左側):買っている通貨

  • クオート通貨(右側):売っている通貨

例:EUR/USD = 1.10
これは「1ユーロ=1.10ドル」という意味です。

この価格が1.15に上昇すれば、ユーロがドルに対して価値が上がった(ユーロ高)ことを意味します。

 

通貨ペアの種類

FX取引における通貨ペアはすべて同じではなく、3つの主要なカテゴリに分類されます。

 

メジャー通貨ペア(Major Currency Pairs)

米ドル(USD)と、その他の主要国通貨を組み合わせた通貨ペアです。

このタイプは市場参加者が多く、流動性が高く、スプレッドが狭く、ボラティリティが比較的安定しているのが特徴です。

代表的なメジャー通貨ペア:

  • EUR/USD(ユーロ/米ドル)

  • USD/JPY(米ドル/日本円)

  • GBP/USD(英ポンド/米ドル)

  • USD/CHF(米ドル/スイス フラン)

メジャー通貨ペア
 

マイナー通貨ペア(Minor Currency Pairs)

マイナー通貨ペアは、米ドルを含まないが、主要国の通貨同士を組み合わせた通貨ペアです。

「クロス通貨ペア」とも呼ばれ、メジャーより流動性は低いものの、依然として高い取引量があり、トレードの機会も豊富です。

代表的なマイナー通貨ペア:

  • EUR/GBP(ユーロ/英ポンド)

  • EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)

  • GBP/JPY(英ポンド/日本円)

  • AUD/JPY(豪ドル/日本円)

マイナー通貨ペア

エキゾチック通貨ペア(Exotic Currency Pairs)

エキゾチック通貨ペアは、主要通貨と新興国・発展途上国の通貨を組み合わせたペアです。
このタイプは流動性が低く、スプレッドが広く、ボラティリティ(価格変動)が大きいのが特徴で、高リスク・高リターンな取引対象とされています。

代表的なエキゾチック通貨ペア:

  • USD/TRY(米ドル/トルコ リラ)

  • EUR/TRY(ユーロ/トルコ リラ)

  • USD/SEK(米ドル/スウェーデン クローナ)

  • USD/SGD(米ドル/シンガポール ドル)

エキゾチック通貨ペア

ベース通貨とクォート通貨とは?

FXにおける通貨ペアは、常に2つの通貨で構成されており、それぞれに役割があります:

  • ベース通貨:ペアの最初に記載されている通貨。購入対象となる通貨です。

  • クォート通貨:ペアの2番目に記載されている通貨。基軸通貨を買うために支払う通貨です。

例:EUR/USD

  • EUR(ユーロ)がベース通貨

  • USD(米ドル)がクォート通貨

為替レートは、「1ユーロを買うために必要な米ドルの金額」を表しています。

EUR/USD = 1.10
 → 1ユーロ = 1.10米ドル

USD/EUR = 0.92
 → 1米ドル = 0.92ユーロ

計算例:
100米ドル分をユーロで購入したい場合、レートが0.92なら必要なユーロは:
100 × 0.92 = 92ユーロ

 

Pips(ピップス)とは?

ピップス(Pips = percentage in point)は、為替レートの最小単位の変動幅を指します。

通常は小数点第4位(0.0001)が1ピップです。

例:EUR/USDが 1.1000 → 1.1001 に上昇
 → 1ピップの上昇となります。

※ただし、JPY(日本円)を含むペアでは、小数点第2位(0.01)が1ピップとなります。
 例:USD/JPYが 145.00 → 145.01 に上昇 → 1ピップの上昇

 

ロット(Lot)とは?

FX取引では、通貨を「1枚ずつ」ではなく、「ロット単位」で取引します。

  • スタンダードロット:100,000通貨

  • ミニロット:10,000通貨

  • マイクロロット:1,000通貨

例:EUR/USDで1スタンダードロットを買う
 → 100,000ユーロを購入することになります。

 

外国為替(FX)取引の仕組みとは?

FX取引の始め方はシンプルですが、成功するには戦略と規律が不可欠です。以下は、FX取引がどのように機能するかの基本的な流れです。

まずは、信頼できる金融ライセンスを保有した規制下のブローカーを選びます。
このブローカーを通じて、FX市場へのアクセスや取引ツールが提供されます。

次に、ブローカーの公式サイトで個人情報を入力し、本人確認書類を提出して口座を開設します。これはセキュリティ確保法令遵守(KYC)のために必要です。

  • 取引プラットフォームのインストール:多くのブローカーは、MetaTrader 4(MT4)やMetaTrader 5(MT5)といった取引ツールを提供しています。このプラットフォームでチャート分析や注文の発注を行います。

  • デモ口座での練習:いきなり実資金で始めるのではなく、仮想資金を使ったデモ口座で練習しましょう。取引環境に慣れ、失敗しても損失を出さずに済みます。

  • 取引戦略の作成:目標(短期 or 長期)、リスク許容度、使用する手法(スキャルピング、スイングなど)を決めましょう。

実際に取引を始める準備が整ったら、生活に影響しない範囲の金額を口座に入金しましょう。ブローカーにより複数の入金方法が用意されています。

 

レッスンのまとめ

  • FX取引とは、為替レートの変動を利用して通貨を交換・売買し、利益を狙う取引です。

  • FX市場は世界最大の金融市場で、24時間・週5.5日稼働。完全に分散型で世界中の取引所を通じて行われます。

  • 通貨ペアは常にベース通貨とクォート通貨の2通貨から構成され、メジャー・マイナー・エキゾチックなどの種類があります。

  • 重要なFXの概念として、ピップス(最小変動単位)、ロット(取引数量)、レバレッジ、スプレッド(取引コスト)などがあります。

  • 取引を始めるには、信頼できるブローカーを選び、口座を開設し、デモで練習しながら取引戦略を構築しましょう。

それでは、外国為替(FX)取引の理解が深まったところで、次のレッスンでは「コモディティ取引」について学んでいきましょう。

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