コモディティへの投資方法 | 無料トレードレッスン コモディティを理解する - マルチアセット・ポートフォリオ構築(ETF・コモディティ・暗号資産)
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コモディティを理解する

次のレッスンでは、コモディティについて学びます。コモディティとは何なのか、そしてなぜ株式や債券とは異なる動きをするのかを理解していきます。

また、インフレが進んだときにコモディティがどのような防御の役割を果たすのか、金を保有することと幅広いコモディティ・バスケットを保有することの違い、そしてコモディティに投資する最もシンプルな方法についても学びます。


コモディティとは?

コモディティとは、世界で使われている原材料や実物資産のことです。例えば、原油、金、コーヒー、小麦など、さまざまなものがあります。

what are commodities

店頭に並ぶ商品になる前は、どんなものもまずコモディティとして始まります。

これこそが、コモディティを金融の世界にある他の資産とは異なるものにしています。

株式が企業の一部を所有する権利であり、債券が「お金を貸すこと」だとすれば、コモディティは現実に存在する実物であり、その価格は現実世界の需要と供給によって決まります。

コーヒーに価値を持たせるために、特定のブランドを信じたり、CEOを信用したりする必要はありません。収穫が不作になれば、価格は上昇します。それだけのシンプルな仕組みです。

このように現実世界と直接つながっているからこそ、コモディティはポートフォリオの中で他の資産とは大きく異なる動きをします。

そして、前のレッスンで話したように、異なる値動きをすることは、分散投資にとって有利なのです。

popular commodities

コモディティの主なカテゴリー

コモディティは、通常3つのグループに分けられます。

エネルギー

原油、天然ガス、燃料などです。

エネルギーは特に注目されるカテゴリーです。なぜなら、エネルギー価格は、私たちの車のガソリン代から、世界中で物を輸送するためのコストまで、あらゆるものに影響するからです。

金属

ここには、投資家が価値を保存する手段として扱う金や銀などの貴金属があります。

また、主に建設や製造に使われる銅やアルミニウムなどの産業用金属も含まれます。

農産物

コーヒー、小麦、トウモロコシ、大豆、砂糖、牛肉など、さまざまなものがあります。

これらの価格は、収穫量、天候、そして世界全体の需要に左右されるため、独自のペースで動きます。

このように、それぞれのカテゴリーは、それぞれ異なる要因に反応します。

例えば、干ばつは農産物に大きな影響を与えますが、原油には何の影響も与えないことがあります。

この多様性は役に立ちます。そして、だからこそ、一つのコモディティに集中して投資するよりも、複数を組み合わせて保有したほうが安定しやすいということも分かります。


なぜコモディティはインフレから守ってくれるのか

インフレとは、一般的に物価が上昇することですよね。

では、コモディティとは何なのかを少し考えてみましょう。

コモディティそのものが、物価を構成するものなのです。

生活費が上昇するとき、それはエネルギー、食品、原材料などの価格が上昇しているからです。

つまり、インフレによって現金で買えるものが少しずつ減っていく一方で、コモディティの価値はインフレとともに上昇する傾向があります。

なぜなら、コモディティはインフレそのものを構成する材料だからです。

そのため、コモディティはポートフォリオの中で防御的な役割を果たします。

株式と債券の両方が不調な年でも、コモディティの一部が反対方向に動く可能性があるからです。

一方で、インフレ率が低いときには、コモディティの価格が長期間ほとんど動かなかったり、下落したりすることもあります。

だからこそ、ニュースを常にチェックし、ポートフォリオの他の資産についても決して油断しないことが大切です。

ETFを通じてコモディティに投資する方法

ガレージに原油の樽を保管することはまずないでしょうし、自宅の庭から金鉱が見つかる可能性も非常に低いでしょう。

そのため、コモディティに投資するなら、ETFを利用するのが最も簡単な方法です。

実際には、主に2種類があります。

  • 単一コモディティETF:
    最も人気があるのは金に連動するETFで、投資家に代わって実物の金の延べ棒を安全な保管庫に保管します。例えば、SPDR Gold Shares(GLD)は、ロンドンの保管庫に実物の金を保管しています。そのため、投資家自身が金の延べ棒を直接扱うことなく、1口を購入するだけで金価格に連動した投資ができます。

  • 幅広いコモディティETF:
    エネルギー、金属、農産物を一度にまとめたバスケットです。コモディティ全体に投資する最もシンプルな方法と言えます。よく知られている例の一つが、Invesco DB Commodity Index Tracking Fund(DBC)です。このETFは、原油、天然ガス、金、銅、トウモロコシ、砂糖など、14種類のコモディティのバスケットに連動しています。それらをすべて1つのETFで保有できます。

これらを比較するときも、レッスン2で学んだ5つのチェック項目がそのまま使えます。

つまり、何に連動しているか、コスト、規模、運用年数、そしてどれだけ売買しやすいかを確認します。


金と幅広いコモディティの違い 

金は最も有名なコモディティであり、独自の値動きをします。

実際には、次のような違いがあります。

  • 金は、価値を保存する手段として扱われます。危機やパニックが起きると金に資金が集まりやすいため、最も厳しい状況に対する防御として機能します。日用品の価格よりも、むしろ人々の不安や恐怖に強く反応する資産と言えます。

  • 幅広いコモディティ・バスケット(エネルギー、金属、農産物をまとめたもの)は、現実の経済における物価の動きを反映します。そのため、インフレをより直接的に追跡する資産と言えます。

初心者の場合、これを「どちらか一方を選ばなければならない」という問題として考える必要はありません。

金は危機に対する防御、幅広いコモディティ・バスケットはインフレに対する防御として機能する可能性があります。

そのため、それぞれを少しずつ組み合わせることで、両方の役割をカバーすることができます。


レッスン3 まとめ

  • コモディティとは、世界の原材料や実物資産のことで、エネルギー、金属、農産物という3つのカテゴリーに分けられます。それぞれが異なる要因によって値動きします。

  • コモディティがインフレへの防御になるのは、コモディティそのものがインフレを構成する要素だからです。その中でも、金は危機に対する防御として機能し、幅広いコモディティ・バスケットはインフレをより直接的に追跡する役割を果たします。

  • コモディティへの投資は、ETFを利用することで簡単に行えます。その際には、規模が大きく、よく知られているファンドを選ぶことが推奨されます。

次のレッスンでは、暗号資産がポートフォリオの中でどのような役割を果たすのか、そしてなぜ暗号資産が他の資産とは大きく異なるのかについて学びます。


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